日本の天気の傾向(概説レポート)
ここに書いているのは、長年の気象統計や一般的な解説に基づく「おおまかな傾向」です。年によって大きく変わりますし、このサイトの「地点×月日」の集計結果とは別物です。予報や警報の代わりには使えません。
日本は南北に長く、山脈や海に囲まれた地形のため、地域ごとに晴れ・曇り・雨の出方や季節のリズムが違います。以下は、旅行や生活のイメージを掴むための参考として読む向きの整理です。
数値で見る(代表地点・過去24年)
2002年1月1日から2025年12月31日までの24年間について、下表の代表地点ごとにアーカイブデータから「1暦日あたりの天気の代表」を数え、その地域別・全国合算の結果を示します。
全国合算は、9地域のうち8地域は各地1地点ぶんの日票を足し、九州・沖縄だけ福岡と那覇の2地点ぶんを足した合計(計10地点ぶん)です。気象庁の公式統計ではなく、再解析グリッドを地点に補間したデータに基づきます。
各暦日について、Asia/Tokyoの0–23時(正時)24回を、ルール版1.0.0(雨・晴れ・曇りの閾値は本サイトの「地点×月日」集計と同じ)で分類し、その日の代表を「24回のうち最多のカテゴル」としました(同数は晴れ→曇り→雨)。24回が欠測などで揃わない日は集計から除いています。
上記の合算では、有効な日票は合計87,660票、そのうち晴れ20,536票(23.4%)、曇り52,510票(59.9%)、雨14,614票(16.7%)でした。
エリア別(代表地点ごとの合計)
| 地域 | 代表地点 | 晴れ | 曇り | 雨 | 合計票 | 除外日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 札幌 | 1,141 (13.0%) | 6,207 (70.8%) | 1,418 (16.2%) | 8,766 | 0 |
| 東北 | 仙台 | 1,523 (17.4%) | 5,848 (66.7%) | 1,395 (15.9%) | 8,766 | 0 |
| 関東 | 東京(千代田区付近) | 2,658 (30.3%) | 4,914 (56.1%) | 1,194 (13.6%) | 8,766 | 0 |
| 北陸 | 金沢 | 1,420 (16.2%) | 4,624 (52.7%) | 2,722 (31.1%) | 8,766 | 0 |
| 中部 | 名古屋 | 2,999 (34.2%) | 4,603 (52.5%) | 1,164 (13.3%) | 8,766 | 0 |
| 近畿 | 大阪(大阪市北区付近) | 2,528 (28.8%) | 5,168 (59.0%) | 1,070 (12.2%) | 8,766 | 0 |
| 中国 | 広島 | 2,096 (23.9%) | 5,411 (61.7%) | 1,259 (14.4%) | 8,766 | 0 |
| 四国 | 高松 | 2,492 (28.4%) | 5,067 (57.8%) | 1,207 (13.8%) | 8,766 | 0 |
| 九州・沖縄 | 福岡(博多付近)・那覇 | 3,679 (21.0%) | 10,668 (60.8%) | 3,185 (18.2%) | 17,532 | 0 |
出典・定義: Open-Meteo Historical Archive(再解析・地点により補間。本サイトの「晴れ・曇り・雨」と同じ閾値)(数値JSONの生成日: 2026-04-12)
はれ・くもり・あめのイメージ
太平洋側では梅雨(6月前後〜7月)と秋雨(9〜10月)に雨の日が増えやすく、その合間の夏は高気圧に覆われて晴れの日が多くなりがちです。日本海側は冬に雪や雨(雪)が増え、雲りやすい日が続きやすい傾向があります。
「晴れが続きやすい」のは地域差がありますが、秋の高気圧が張り出す時期や、梅雨明け直後の短いスパンなど、比較的安定して晴れることが多い季節もあります(台風の影響で一転することもあります)。
季節の大まかな流れ
春は前線や低気圧の通過で天気の変わり目が多く、初夏にかけて梅雨前線が北上します。夏は高温多湿になり、局地的な雷雨も出やすい時期です。
秋は台風や秋雨前線の影響で大雨になることがあり、その合間は爽やかな晴天が続くこともあります。冬は季節風と雪雲の影響で、日本海側を中心に降水(雪)が多くなりやすいです。
雷・台風が気になりやすい時期
雷は、夏の暖湿気が強い時期に内陸や山沿いで発達しやすいほか、春先の低気圧周辺でも注意が必要です。統計的には「夏に多い」イメージで捉えるとよいでしょう。
台風は7〜10月頃にかけて本州に接近・上陸しやすく、秋雨前線と重なると記録的な大雨になることがあります。沖縄・奄美は台風シーズンが早く長めになる点が特徴です。
地域ごとの傾向(ざっくり)
北海道
冬は雪・曇りの日が多く、日本海側ほど降水量が増えやすいです。梅雨の期間は本州ほど明瞭ではなく、夏は比較的過ごしやすい日が多い一方、冷夏や大雨の年もあります。
東北
日本海側は冬の雪が多く、太平洋側は比較的晴れ間も出やすいものの季節風の影響を受けます。梅雨は6月頃、秋は台風や前線で雨が増えやすい時期があります。
関東
梅雨と秋雨で雨のピークが二つあり、夏は晴れと猛暑、冬は乾いた晴天が続きやすい傾向です。台風の直撃は年によって差が大きいですが、秋雨と重なると警戒が必要です。
北陸
日本海側で年間降水量が多く、冬は雪雲で曇り・雪、梅雨期は前線が停滞しやすく長雨になりやすいイメージです。夏の日照も地域差があります。
中部
日本海側(北陸寄り)と太平洋側(東海)で性格が分かれ、山間部では豪雪地帯があります。梅雨・台風・冬季の雪で、地域ごとに「晴れやすい月」が違います。
近畿
梅雨明け後は猛暑と雷雨、秋は台風や秋雨前線の影響を受けやすいです。冬季は瀬戸内寄りと日本海側(北部)で雪の出方が変わります。
中国
山陰は日本海型で冬の雪・雨、梅雨期の降水が多め。山陽は太平洋側気味で、夏の日照や台風の影響を受けやすい地域があります。
四国
太平洋高気圧や台風の影響を受け、梅雨と夏〜秋の雨が重要です。内陸部と沿岸で気温・降水の感じ方が変わります。
九州・沖縄
九州は梅雨入り・梅雨明けが早めで、台風シーズンは夏から秋にかけて長く注意が必要です。沖縄は亜熱帯で梅雨の表現が本土と異なり、台風接近が多いのが特徴です。